今日は高田馬場を振り出しに椎名町まで、
お友達との歴史散歩です。
2005年11月10日(木)
高田馬場駅から歩いて間もなく神田川の橋の上でストップ。橋から下を覗くと綺麗な水がさらさらと流れています。この少し上流で神田川と妙正寺川が合流していたとか。このあたりの河床に「一枚岩」と呼ばれたものがあったのだそうです。ここから急に川幅が広くなっていました。 神田川に初めて出会ったのです。しばらくの間、さらさらという神田川の流れの音が耳に残りました。 |
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お散歩の楽しみの一つは道端やよそのお宅から覗いている草木や花に出会えることです。これは蘭の一種でしょうが、名前を知りません。 | |
乙女山、何てロマンチックな公園、と思いきや、御留山と言って将軍様が鷹狩りするゆえ、ここに入るな!という事だったのです。今は市民平等、公園となって誰でも入れる幸せ。 | |
一寸見にくいですが、青いところ全部公園で、木々が生い茂り、小鳥が沢山囀っておりました。 | |
東京とも思えぬ静けさ、綺麗な水を湛えた池には魚が泳いでおりました。 | |
イイギリの実が枝ごと落ちていました。実を食べに来た鳥が落としたのでしょうか。見上げるとたかぁ〜い木の梢に沢山実がなっておりました。とても綺麗。 七月にはここでホタルも見られるそうです。 |
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おとめ公園を出るとアメリカハナミズキの並木が紅葉して、可愛らしい赤い実をつけて居りました。 | |
こんなお洒落な住宅街を歩くのはとても良い気分。セレブになったみたいです。 下落合ってなかなか良い所ですねぇ。 |
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このあたり山坂が多くハイキング気分で細い坂道を下って来ると、「野鳥が来ます。驚かさないでください」の看板。下落合野鳥公園でした。 小さい公園ですが、小鳥の声で満ちあふれております。椎の実も沢山落ちて居りました。 |
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今回のお散歩NO.2のハイライト(私としては)、薬王院に参りました。画像右側の大きな木は天に向かって真っ直ぐに伸び立つ巨大クリスマスツリーみたい。植木屋さんが整枝したようなとんがり方です。 | |
牡丹寺とも言われているそうですが、由緒ありげな大きなお寺です。 | |
入り口近くにあったこの石碑に写る影が気に入って。ゆらゆらとしてとても美しかった。 | |
その石碑に刻まれていた俳句です。 中空に 日のとどまれる 牡丹かな 富安風生 |
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こんな晩秋の姿もありました。 | |
石段の右側にはずっと牡丹が植えられております。花時はさぞや見事な事でしょう。 | |
石段を登り切った所にお地蔵様が六体並んでおられました。手にはそれぞれ違った物を持って居られる事を発見したお友達が一寸見えにくかったお地蔵様の涎掛けをめくって見たら・・・・ | |
あらぁ! お昼寝中のやもりちゃん! |
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お昼を済ませてゆっくりした所でまたウオーキング。2.26事件の時、「岡田首相が難を逃れて隠れた家屋」のあった所は、今は只車が行き交う広い道路でした。そこから西坂を登って暫く歩くと思いがけず佐伯祐三のアトリエに辿り着きました。今は区の公園として管理されてます。 | |
「1920年、大正9年に建てたアトリエでかっては住宅が併設されていた。1923年に渡仏。26年に帰国。30点の下落合風景を描いた1927年再渡仏、1928年8月、31歳の若さで亡くなった。」 入り口の看板にはこのような事が書かれてあります。この画像はアトリエの外観。北東に向いています。ひっそりとした静かな住宅地の一郭で、ここに居るだけで、夭折した天才画家の魂に微かに触れることが出来るような・・そんな気がしたのは秋深い落ち葉の季節だったからでしょうか。ここがこの散歩のNO.1でした。 |
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手入れの行き届いた広い境内を持つ金剛院です。 | |
入り口を入った所に見上げるばかりの珍しいカヤの木がありました。相当な年数が経って居るはずです。 | |
おへその瘤のような所に実生が生えています。カヤの実を一つ拾いました。北原白秋の「カヤの木山のカヤの実は♪」の歌が浮かんできましたよ。 | |
これは約一億年前のカヤの木の木石と説明書きしてありますけれど本当でしょうか?初めて木石という物を見ました。 | |
てっきり千両かと思いましたが葉の形が千両とは違うようです。お寺には色々珍しい植物があるものですね。 |
金剛院の後、長崎神社、帝銀事件あとの地など巡り、椎名町で解散。
沢山歩き、足が大分疲れましたが素晴らしいお散歩日和の楽しい一日でした。
このお散歩のリーダーの方とお友達のHPもあります。
今度は何処に行くのかな?