toko- galleryへ戻る
Ikat スンバ島の手織りイカット
糸を紡ぎ、染めて織る、そのすべてを手作業で行い,
2年から3年もかけて1枚の大きなイカットを作り上げます
住民たちは布には魔術的な力があると信じていました。

スンバ島について
インドネシア最南部に位置する約11000平方キロメートルの島(秋田県くらい)で人口は50万人くらいです
スンバ島はかってチュンダナ(Cendana=白檀の意味)と呼ばれ原生林に覆われて緑豊かな島でしたが、
白檀の伐採や過剰な放牧、焼畑などによって激減してしまいました。
現在、農業、牧畜などで生活しています。イカットはかっては自分たちの為に織っていましたが、
今では島の特産品として世界的に有名になりました。

[アニミズム]模様 T
スンバのイカット

スンバ島のイカットにはアニミズム模様がとても多い。このイカットはその代表的な図柄です。

沢山の動物やデフォルメした人間が描かれていて、すべての自然物には霊魂が宿るということを現している。

手織り機ではあまりに広すぎるので同じ模様を2枚織ってから真ん中で接いであります。このイカットは特に大判です(123cm×298cm)
赤色を基本にしたイカットは上層階層の人たちに許された色でした。





1920年代オランダ植民地時代に首刈の習慣は禁止されましたが、イカットのモティーフの中にはその当時の習慣の首刈りの図が多く見られる
このイカットの中でも首のような形のモノが棒のようなものの先端に沢山並んでいます。

 〔赤と紺の縞に動物〕模様
スンバのイカット
105cm×260cm
スンバ島では昔は
藍は庶民用、赤を加えたものは支配階級用にと、階級でイカットを使い分けていました。

柄は人物や動物たちをいきいきと描かれた物が多く織られています。
精霊や祖先、動物崇拝といった土着信仰が今でも残っていて、その特徴がイカットにも現れています。

このイカットは固縒りの糸でしっかりと織ってあります。
模様はご覧のとおり、馬、鳥、海老、鶏、など、見ていると生き生きとした彼らの生活観を感じます。

[アニミズム]模様 U

パソラ祭を祝っている図柄
古くからあるスンバの村には巨石墓を囲むようにとんがり屋根の家々が並んでいます。
このとんがり屋根はウマ・マラブと呼ばれ、家族が集まる一家の中心の建物になっているのです。とんがり部分には一家の精霊マラブが宿り、聖なる供え物が奉られています。

このイカットの中には小さな蜘蛛やてんとう虫、いもり、蛇、そして小動物、大きな動物、などなど地球上のあらゆる生き物を織り込んでしまおう、という意気ごみが伝わってきます。

とんがり屋根の住宅を織り込んだ図柄

toko- galleryへ戻る