6日目〜7日目
トロントは、第1日目に一泊していますが、夜、あのCNタワーを
バスの中から眺めただけでした。
小雨の降っている夕闇迫る町をホテル迄行くついでにバスの中からの
市内観光です。アグネスチャンが卒業したトロント大学の前を通ります。
劇場街では、ミュージカル、ミス・サイゴンなどやっております。
夕暮れの町は、どこか懐かしい雰囲気を漂わせています。
ホテルに荷物を置きすぐ夕食に出かけます。ホテルのすぐ近くで、今夜は
和食です。久しぶりにおしぼりが出て、もう日本に居るような気分です。
カウンターの所で、地元のカナダ人(?)が5人位、お寿司を食べて
います。ツアー仲間の写真を撮ってくださっています。
ツアー仲間の一人の男性は、自宅では毎晩焼酎を召し上がるとか。この
ツアーに来て以来、初めて焼酎にありつけたとばかり、盛大に飲んで
居られました。
これがこの旅の最後の晩餐です。親子ほど年の違う姉妹の方。明るい妹さん。
寡黙で、優しいお姉さま。油絵が趣味のご主人。しっかりした奥様。我々
夫婦が、同じテーブルにつきました。久々の日本食にみんな箸が進みます。
オタワのバイワードのマーケットの、かくれんぼをしているような姿の
等身大の後ろ向きの子供の人形が、可愛らしかった話、紅葉の話、食べ物
の量が多かった話などなど・・それから待っている犬の話になりました。
家には孫が居ないのでと云いますと絵描きの奥様が、「アーラ、家も居ないんですよ」
と云われます。すると、寡黙なお姉さまも「家も居りません」と仰有います。
絵描きの奥様は、「今夜は本当に嬉しいわ」ご主人、「なにが?」「だって、孫が居ない
方たちと偶然ご一緒する事なんて滅多にないことですもの!」
・・・トロントの和食屋さんで、妙なことで盛り上がってしまいました。
これからCNタワーへ登る方も居ますが、雨も降っていますし、明日は何と
4時半にモーニングコールで、5時半出発なのです。ホテルへ帰って
スーツケースの整理です。和食屋さんを出る時、板前さんに挨拶をしました。
日本人同士に通ずる親愛の情に溢れた微笑みが返って来ました。どうぞ頑張って下さい。
7日目。
早朝、バスはトロント空港へと出発です。ACでニューヨークへ約1時間の
旅です。直行便が少ないそうで、思いがけずアメリカの空気が吸える訳です。
但し、空港使用料が1人5千円かかります。
ラガーデイア空港に降り立ちます。日本で云えば、羽田にあたります。
ここから、バスで、JFケネデイ空港へ移動です。
「みなさーん。お疲れさまデース。ラガーデイア空港は、ニューヨーク
と言っても、マンハッタンのずーっと東にありますので、自由の女神は、
此処からは見えませーん。ケネデイー空港はゴメンナサイ、
もっと東デース。」
ケネデイー空港に到着です。ラガーデイアからケネデイーまでは、
日本の高速道路とあまり変わらない風景が続きました。
もっぱら添乗員さんとドライバーの「おばさん」の会話を楽しみました。
成田は、ターミナルが2つですが、ケネデイー空港は7つもあるそうです。
免税店で、ベンジャミン・フランクリンの顔が浮き彫になっている缶に
星条旗の模様のセロファンに包まれたハッカのキャンデイーが、如何にも
アメリカ的でしたので、思い出に一つ買いました。
ニューヨーク発、12時30分、JLに乗り込み、機内泊、アラスカ
フェアバンクスの上空を通り、日付変更線を通過して10月8日、
15時15分無事成田に到着致しました。長い空の旅でした。
体中カナダの紅葉に染まって帰って参りました。
■ 皆様、カナダ紅葉紀行をお楽しみ頂けましたでしょうか?
最後までおつき合い頂きまして本当に有り難う御座いました。
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