我々の計画では、博物館とソロ川を見たら世界遺産のプランバナンを見に行く予定でした。しかし、エンダンさんは我々のために、何処を見せて上げようかと前々から一生懸命考えて居て下さったようで、まだまだソロ滞在の時間は続きそうです。プランバナンは明日と言うことに致しました。
先ずソロの王宮に参りましたが、昨年のジョグジャカルタの王宮と同じで丁度見学時間が終わっておりました。門の隙間から覗いていましたら「もうオシマイですよ。」と守衛さんに言われてしまいまいました。明日お祭りがあるとかで、王宮の周囲は出店の準備でごった返して居りました。そこで次に、スハルト夫人の家を見に行く事になりました。門の前の広場では若者がサッカーのようなボール遊びをして居りましたが、我々の車を見るや、中の一人がいち早く駐車場係に変身して「オーライオーライ」とやって、チップをせしめます。別に頼まれているわけでも何でもないのだそうです。行く先々でこんな風景に出会いました。そこから「夫人の家」に入ると、中は静かな別世界でした。
「まぁ、素敵なお家ねぇ。」「ママさん、この家はスハルト夫人にとっては爪の先みたいな
ものですよ。」もっともっと凄い家があちこちにあったのだそうです。左の画像をクリックすると
広間の風景が。風が吹き通り、清々しくてこんな所で昼寝をしたらさぞかし気持ちよかろうと
思いました。右は奥の部屋に飾ってあったガムラン一式です。当時使われた物なのでしょう。クリックすると栄華を誇った当時の堂々たるスハルト夫人がご挨拶です。
庭に出ると大きな木の巡りに小鳥が囀って心地よい楽園のようです。後ろで一声、ひときわ
綺麗な鳥の声がしました。ビックリして振り返ると、何と!イダが鳥の声のマネをして居たのです。
「え〜?びっくり!本当の鳥の声かと思ったわ〜」こんな特技があるとは知りませんでした。クジャクか極楽鳥か綺麗な大きな鳥が網の中にに飼育されておりました。てっきりその鳥が啼いたのかと思いました。インドネシアに居ればこそ、リラックスしてこんな特技を披露して呉れたのですね。
イダが市場で一寸買い物をしたいと言いますので、再びモスク近くの賑やかな通りにやって参りました。イダが買い物を済ませる迄、ミネラルウオーターを飲みながら、町の様子を暫く眺めて居りました。どこからこんなに人が集まるのかと思うほどの人出です。
モスクの前には沢山のベチャ(人力車)がお客を待って並んでおりました。右の画像のように、
沢山の品物を買い込んだ人もこのようにベチャを利用するのですね。この女性は衣類を買い込んだようで荷物に埋まっています。
上の画像はマーケットが入っている建物です。多分問屋街のようなところなのでしょう。私の目の前の景色でした。後ろの方には少し広い場所があり、山羊が一匹居りました。あら、可愛いと傍に寄ってパチリ。買い物を終えたイダが帰って参りました。「ママさん、あそこの屋台で作っているのは山羊料理ですよ。」「え?」するとあの山羊は材料?可哀想な山羊さんをクリックすると、料理済みになって出て参ります。哀れ哀れ、バナナの葉にくるまって成仏!
◇冒頭の画像はスハルト夫人に捧げられた供物の花です。
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