パリを歩く(実行編 その3) ST.MICHEL 駅では大勢の人が下りました。その人たちと一緒に階段を登って地上に出ました。サンミッシェル広場です。セーヌ川に架かるサン・ミッシェル橋が見えます。それを背後に道が二つに分かれて広いほうの道を歩いて行きますと、地図どうり、サン・ジェルマンの大通りにぶつかりました。ここを通り越して少し歩いた右側に目指すアシェットがありました。(Jeunes H. 24. Bld.St-Michel-Paris-6 )(http://www.jeunesse.hachette-livre.fr/) 隣には大人向けのアシェットもあります。店に入るとたくさん絵本が並んでおり、どれを選んで良いやら迷ってしまいます。男の子との事ですので、結局乗り物の絵本にしました。玩具のコーナーもあり、見ているだけでも楽しい。楽しみながら目的を一応達成しました。 サンミッシェル通りとサンジェルマン通りの交差する角のクリュニー側に大きくW・Cの表示がありました。ポケットに1フラン握って地下のトイレへ。入り口の横っちょに細長く3畳ほどの小部屋があり、そこにおばさんが居ます。1フラン渡すと「メルシ マダーム」と愛想良い微笑みです。清々しいトイレに気分よく入ります。1フランのお陰で新しくないトイレも清潔です。日本の公衆トイレも失業救済、犯罪防止、モラル向上の為にこの方法でやってみてはどうかしら??どちらが良いかよーく考えましょ。 サッパリしたところで廃墟のようなクリュニー美術館の建物に添って入り口に辿り着きました。入り口というより、裏口のようです。丁度運悪く昼休みの時間です。12:30〜2:00まで閉門です。仕方無く美術館の裏手に回ると、サンジェルマン通りに面した処に美術館の裏庭があり、自由に入れるようになって、何人かベンチに腰掛けていたので取り敢えずそこで一休みです。 葉を落とした大きな木は多分マロニエでしょう。ベンチで地図を広げ作戦会議です。ビクトルユーゴーの記念館のあるヴォージュ広場へ行ってみようか、ならばタクシーに乗ってみよう、と話しが決まります。タクシー乗り場へ行きますとタクシーの運ちゃんは屋根のマークにフードを被せています。 "We want to take Taxi."と言いますと"I'm going to go restaurant." と言って暢気そうにブラブラとセーヌ川の方へ歩いて行ってしまいました。 見ればそのあたりに並んでいるタクシーはみんな帽子を被っています。タクシーも2時までお昼寝とみえます。成る程、やっぱり此処はパリでした。 |
クリュニー美術館裏庭 |