わくわくパリ日記

〜初めての海外旅行 (8)〜

  パリを歩く ♪(準備編)

24日 水曜日、晴れ。今日は終日パリ、自由行動の日です。

暑い夏の頃から、この旅行に参加しようと決心した日から、時間があれば、パリ市街の大きな地図を机の上に広げて、ノートルダム寺院、サン・ラザール駅、サクレクール寺院等を探したり、図書館からガイドブックやパリに関する本を借りて読んでは、また地図であちこち辿ったり致しました。
物事に熱中する事が少なくなっていた私が、こんなに時のたつのも忘れるくらい未だ見ぬパリのあれこれに思いを馳せるなど、自分でも驚くほどの楽しさでした。

やがてパリはシテ島を中心にしてカタツムリの渦巻きのように1区から20区まで、2回半回って区分されている事、パリ全体の大きさは世田谷区の2倍程度であること、セーヌ川の流れに沿って整然と緻密に町が作られていること、などが頭に入りました。

次に具体的に自由行動の日には何処をどう歩こうか、地下鉄の乗り方は?など、時間はいくらあっても足りないくらいでした。お世話になった図書館の本のリストです。

長崎快宏 「ちょっとヨーロッパ」  伊丹十三「ヨーロッパ退屈日記」
おそどまさこ「歩く パリ」  森本 桂「森本 桂パリへ行く」
犬養道子「パリ便り」  丸山直子「街角のクレープ”フランス20景”」
木村治美「ヨーロッパロマンの旅 フランス」 マクミラン恵子「フレッシュガイド」
水野正夫「チップものがたり」 高橋邦太郎「パリ便利帳」
などなど。

パリに関するガイドブックと併せてウイーンに関する本を探したのですが、何故か圧倒的にパリ関係が多く、やはり日本人は片思いと言われようと、何故かパリに憧れパリに行き、そしてパリを書くからなのでしょうか。

ところで「あなたはパリを歩いて一体何をしたいの?」と聞かれれば、「兎に角パリの町を歩き、パリの空気を吸い、パリの生活の匂いをかいでみたい、唯それだけの単純な望みなのです。」と答えるしかありません。
楽しい準備期間も瞬く間に過ぎ、紀伊国屋で求めたミッシュランの大きなパリの地図と、日本航空のガイドブック「パリ」を両手に遂に待っていたパリ歩きの日がやって来ました!




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