持ってきた水着がやっと役に立つ時が参りました。
プライベートプールとは何とのびのび出来る所でしょう!
2000年4月から一年がかりで覚えたクロールでスーイ、スーイ、スーイ
と・・オヤ、3ストロークでもう反対側にタッチです。何だか急に水泳の達人
になったような気分です。平泳ぎ、背泳、横泳ぎ、犬かきとオールスター
キャストで泳いでも余裕です。そうだ、プールを作る時にはこのサイズ
にしよう!と、実現不可能な事を考えました。
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水豚というご機嫌な動物です。 |
翌日帰ってきたイダとプールサイドで。 |
シェラトンのビーチからは朝日が見えます。(今朝は残念ながら見えません
でしたが)リッツカールトンは、シェラトンとは反対側のビーチに位置しており、
夕日が見られるとのことです。今日は良く晴れていますからタナロットで
見られなかった夕日に出会えそうです。
ヴィラに鍵をかけて、本館の方にあるレストランに出かけようと門を出ました
「あっ!オオトカゲだ!」恐怖を押し殺したような声に振り向いたのですが、
何も居りません。
「何処に?」門を出たところの石段の下に穴があって、そこに逃げ込んだそうです。
「イグアナみたいな大きな奴だったゾ!」「え〜?」
ああ、残念!見たい私が見ないでどうして怖がる人が見るのでしょう!
後で聞きましたら、やはり大きめのトカゲが居るのだそうです。このあたりでは
家の守り神とされているそうです。ヤモリの親分みたいなものですね、きっと。
着いた時助けを求めて慌てて私が走り込んだ建物は、やはり本館でした。
長い廊下を伝ってゆくとロビーに出ました。そこから右側の広い階段を
下りて行くと緑の野外スペースが開け、レストランなどの建物が点在して
おりました。そのあたりにはプールや子供達が遊べる場所などもあります。
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ロビーの反対側の眺め。向こうに蒼い海が。 |
階段を半分ほど下りたところ。 |
やがて目の前に海の見える高台にやって参りました。
テーブルがしつらえられて、野外で食事が出来るようになっております。
静かな一角に席をとりました。
段々黄昏て、美しいサンセットです。私はデジカメを構えて、南シナ海に
とろとろと沈んで行く太陽を幾つも写しました。ディナークルーズで窓から
見たハワイのサンセットも素敵でしたが、ここのサンセットは正に目の前
独り占めの感じでまた格別です。
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海の見える高台です。クリックするとこの近くから眺めたサンセットが。 |
完璧なサンセットです。クリックして木々を配したところもどうぞ。 |
テーブルにランプが点され、ビーチの篝火の明かりが揺れて、時がゆるやかに流れて行きます。
このホテルでの一日は、長年コツコツと勤めた会社を6月に無事にリタイア
した父親への感謝のプレゼントでもあるとのメッセージはイダと息子、娘達
からのものでした。息子には色んな事で散々心配させられたなぁ、でもこの広い
世界に誰か必ず一人、息子をサポートしてくれる女性が居る筈だ・・
と、心に念じていたことが、現実となった、これが夢のように消えて無くなりません
ように。
注文したナシゴレンとサテ・アヤム(チャーハンと焼き鳥)がテーブルに届き、
ウエイトレスが「Have a nice dinner」と言って去って行きました。ディナーと
云うには一寸寂しいですが、ビンタンビールの琥珀色の液体に細かい泡が
絶え間なく浮いて行く様子を眺めていると、つましく過ごしたこれまでの平凡な
人生が、とても貴重なものに思われてくるのでした。
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ビンタンビール、美味しそうでしょう?クリックすると、テントに灯火が点ります。 |
良く見て下さい。若い二人連れです。人生のスタートを切った新婚さん?クリックすると本当のサンセットが見られます。 |
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