ケチャックダンスが終わり、部屋に帰って参りますと、バンドンに行っている
息子達のメッセージが机の上に置いてありました。
何じゃらほいと開けて見ますと、
「明日、11時迄に荷物を纏めてチェックアウトして、ロビーに出て下さい。
迎えの車が来ます。」と書いてあります。
エ〜ッ、明日は一日ゆ〜っくりここで休養しようと思って居たのに。
ゆっくり出来るのは明日だけですし、未だシェラトンのプールで一度も
泳いで無いのですよ。 「・・ったく、何てこった。忙しいねぇ。」
7月21日
日の出を見ようと朝5時半にビーチに出て見ました。
未だ暗くて空には星が美しく輝いておりました。
明るくなりましたが、水平線に雲が出て、残念ながら日の出を見ることは
出来ませんでした。朝早くからビーチのお掃除をする人が2.3人歩いて
おりました。
8時過ぎにこのホテル最後の朝食を摂りにレストランへ。
何処へ行くのやら皆目分からぬままに、ミステリーゾーンへの
移動準備を始めました。
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ようやく明るくなってきたビーチです。 |
食事の帰りに眺めたブーゲンビリアの木。クリックするとプールサイド
の仲良し亀が。グッバイ亀さん。また会いたいね。 |
11時、ロビーで待って居ると、車がやって来ました。
「○○ですけど、この車に乗って良いのですか?」
「はい、どうぞ。」
やれやれと乗り込みますと、ドライバーが「どちらへ?」
え!そんなこといわれたって、何処へ行くのか知らないのですよ〜!
あ〜バカみたい。わたしはどこへゆっくのですか?なんて痴呆老人
じゃないですか。するとベルボーイが「空港です。」と言うではないですか。
「一寸待ってぇ」
ありったけの単語を並べていきさつを説明してフロントのMIKAさんに
助けを求めに行きました。空港なんかに連れて行かれたら大変です。
MIKAさんがドライバーに何か説明してくれました。
「大丈夫ですか?」と私。
「ハイ、分かりました。」とドライバー。
「何処へ行くのですか?」と私。
・・・・何だか変ですね〜。逆じゃありませんか・・・
「リッツカールトンのヴィラです。」
「其処は遠いのですか?」「30分くらいです。」
暫く走ると大きな採石場のようなところに来ました。山が削られて
います。そこを通り抜けて暫く行くと、ゲートが現れて、門番が車や
乗っている人をチェックします。流石にテロを警戒している事が分かり
ます。
ゲートを入ってからまた暫く走り、到着です。
入り口で民族衣装を着た奇麗な女性が近づいて、カンボジャ(プルメリア)の
花で作ったレイを首に掛けて呉れました。(長年憧れていた夢が叶ったぞぉ!)
フロントに行くと、既にMIKAさんから連絡が入っており、すぐミニカー
に乗せられて連れて行かれたところが、門構えの一軒家でした。
ワァ〜ォ!知らず知らずのうちに顔がニタニタしています。
ボーイが色々説明をして帰って行きました。興奮してチップを上げたか
どうか忘れてしまいました。
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ウヘー、門構えだぁ。クリックして中へお入り下さいませ。 |
四阿から門の方角を見たところです。 |
犬も猫も人間も同じですね。先ず、ビラのあちこちをチェックです。
へー、ここで寝るのぉ? 王様みたいなカーテン付きのベッドです。
ひゃー、どうやって入るのぉ?奥の部屋の中央に周囲を大理石に囲まれた
真っ白いバスタブがあり、そこに赤や白の花びらが浮かんでいます。その向こうはガラス越しに
小さな池があり、ライオンの口から水が音を立てながら出ているのが
見えます。
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ベッドにカンボジャの花が・・・クリックすると部屋に飾ってあった絵が見られます。バリのお祭り風景でしょうか・・ |
バスタブにもバラとカンボジャの花が・・・ |
「こんなとこ、何だか落ち着かないなぁ」
「あ〜らそうぉ〜、私はだ〜い好き!」
庭には小さなプールがあり、その右手には海を見晴らす四阿がありました。
玄関から今度は庭をチェックしようと二人でドアを開けて外に出た途端
風が吹いてきてドアがバタンと閉まってしまいました。
鍵が無い。締め出しです。オーマイゴ〜ッド!
先ほどは優雅な気分で入った門から血相を変えて慌てて道に飛び出し、左右を見回しますと、
右手の方にホテルの本館のような建物がありましたので、しめたとばかりに走りました。
廊下の向こうの方を二人連れのホテルマンらしい人が歩いて居りましたので、大声で
「プリーズ・エクスキューズミー」と叫びました。3回ほど叫んだら振り向いてこちらに
やって参りました。ヤレヤレ、助かった!一戸建てといえどホテルでした。ああ、恥ずかしい。
このことは、イダには内緒にしておきましょう。
やっと落ち着いていよいよこの屋の主を満喫する事に致しました。
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リビングルームの天井です。クリックしてベランダからの景色をどうぞ。 |
プールサイドのお花です。クリックして四阿に寝そべってお休み下さい。
目の前はこんな景色です。 |
四阿から眺めると、右手に遠く突き出してバリの空港が見え、飛行機が離着陸するのが
良く見えます。この空港は降りるとき滑走路が短いので何時も揺れるのだそうです。
そんなことを思い出しながら何時までも眺めておりました。海から吹いてくる真新しい風が
とびきりのご馳走です。暑さなど風とともに去ってゆきます。
アッ、小鳥が四阿の中を横切ってブーゲンビリアの茂みの中に飛んで行きましたよ。
サテ、一休みしたところで日が暮れないうちにプールで一泳ぎです。泳がにゃ損々!
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