再びのインドネシア:中央ジャワ編 4
ソロ

モスク


午前10時半にソロに着きました。ソロの町は賑やかです。中心街、ガジャ・マダ通り とジャラン・スラマッ・リヤディー通りの交差する所にホテル、ノボテル・ソロがありました。 (ガジャ・マダは英雄のお名前だそうですが、眼鏡のことはカチャマタと言うのすって。ややこしい!) ロビーでイダのお友達、Endang エンダンさんとイダの久々の感激の対面です。エンダンさんは若い頃の石田あゆみに感じが似ています。ほっそりとして、何時も静かな微笑みを湛えています。今日一日、どうぞ宜しく!

ソロでは私はソロ川を見たい、バティックのスカーフを買いたいと思って居りました。亭主クンは 博物館でジャワ原人の頭蓋骨を見たいというのがたっての希望でした。後は、すべてエンダンさんに お任せです。いよいよソロ見物のスタートです。博物館というからには町の中心にあると思っておりましたら、何とジャワ原人の頭蓋骨が発掘された場所の近くにあるのだそうです。又、ソロ川も町はずれ くらいと思っておりましたら、少し離れたところなのだそうです。それで、ソロの町を先に見物 する事になりました。

町の中はやはりジョグジャカルタのような賑わいです。ご多聞に漏れず、車、人力車、バイク等々で混雑しております。山のように丸ごとのバナナを積んだリヤカーも通っております。びっしり房付きバナナで5000ルピア位、100円足らずとか。日本の1本の値段ですねぇ。リサイクル市場、通称泥棒市場もあります。なんでもありです。車の部品からタイヤまで、所狭しと並んでいます。

「ソロ名物のスラビーを召し上がりますか?」とエンダンさん。早い時間で売り切れてしまうのだそうです。勿論、名物と聞いては引き下がれません。イダは日本のどら焼きみたいなものですと言いましたが、つまり、メリケン粉の薄焼きを2枚合わせて中に甘いものが入っているお菓子でした。30個で27,000ルピアですから1個15円くらいです。暖かくて素朴で名物の名に恥じない美味しいお菓子でした。ソロ土産にトトさんの子供達にも買うことに致しました。

スラビーを作っている スラビーの箱

スラビーを作っているところです。右は、お菓子が入っていた箱です。中身を食べて しまってから撮さなかった事を後悔!時既に遅し!敵は胃袋の中です。ソロに行らしたら是非お試し下さい。

今度はバティック屋さんにゆく事になりました。一口にバティックと言っても、産地に依って柄にそれぞれ特徴があるのだそうです。バティックはチルボン、ジョグジャ、ソロ等が有名なのだそうです。「地元の人が行く店と、外国人向けの店がありますが、どちらにしますか?」とエンダンさん。勿論地元の人が行く所に連れて行って貰いました。
「ママさん、欲しい物があったら、お店の人に言わないで、私に言って下さい。外国人 と見ると値段が3倍になります。」「ハイハイ。」と言うわけで、マーケットのような所に 突入です。凄い人、人。熱気むんむんです。男性群は意気消沈、辟易しております。しかし、そんなこと気に掛けて居られません。


上の画像はマーケットの中です。右はバティック屋さんです。「ママさん、お財布、気を付けてください。」「ハイハイ。」人混みを縫ってエンダンさんが連れて行った店で夢中でバティックのスカーフを買いました。風呂敷くらいの大きさの絹のスカーフが一枚たった千円でした。お土産にもっと沢山買えば良かったのに、ルピアで言われると単位が大きいので、恐ろしくて3枚しか買いませんでした。あの人混みで冷静に買い物するのには年期が必要だと思いました!まるで暮れの築地の市場のような有様です。スゴイ!

取り敢えず思い通り?バティックをゲットしたところで、今度はいよいよ亭主クンご希望のジャワ原人の頭蓋骨を見に行く事になりました。

◇冒頭の画像はソロのモスクです。

   

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