再びのインドネシア:中央ジャワ編 5
サンギラン

モスク


トトさんの車は町を抜け、郊外のサンギラン博物館目指して走ります。流石ベテランドライバー、混雑の道も何のその、すいすいと、とても運転がお上手です。途中カーブする所で、一人の浮浪者を見かけました。女性のように見えましたが、徹底的なボロを纏い、地面に根が生えたように 座っている姿はむしろ感動的でありました。あのように本格的なしかも堂々たる浮浪者を見たのは初めてのような気が致しました。この世に怖いものなんて何一つ無いと体中で表現して岩のように超然と座っていたのです。

随分走りました。ようやく「この先サンギラン博物館」の指標がありました。道を曲がって進んでゆくと家もまばらなジャングルで、所々に鶏や山羊を飼っている農家があります。とても気持ちの良い 風景です。

サンギラン近く 農家

上の画像のような所でジャワ原人の頭蓋骨が見つかったとか。右は車の中から見た農家です。ゆったりとした作りになっておりました。。

ようやく博物館に到着です。思ったより規模が小さく、入ると早速女性の掛かりの人がやってきて 説明を始めました。英語で親切に話して呉れるのですが半分くらいしか分かりません。ただ、間もなくこの博物館がユネスコの資金でもっと立派なものになると言うことをとても嬉しそうに話しておりました。

博物館へ 博物館

この階段を上りきったところにサンギラン博物館があります。右の画像は博物館入り口です。 ここは自由に写真を撮っても良いとのことです。マンモスの牙や水牛などの化石や骨が並んで居ります中にお目当てのジャワ原人の頭蓋骨が!ところが、本物はジャカルタとバンドンにあるのだそうです。何てこった!しかし、それらは実際に、ここから5キロ位離れたところで発見され、発掘されたそうです。

頭蓋骨 ジャワ原人

進化した順に骸骨達が大人しく並んでおりました。右がジャワ原人の頭蓋骨です。骸骨をクリックすると当時の風景が出て参ります。出土した骨を参考に作ったのだそうです。どんな言葉で話し合っていたのでしょうか。熱心な女性の係員さんの説明のお陰で何となく分かったような分からないような・・・ここはソロ市内から離れていますので訪れる人もあまり居ないのでしょうか、物売りの姿も見かけませんでした。静かでゆっくりする事が出来ました。

もう、お昼をまわってしまいました。これから食事です。一番ソロらしい所に案内して下さるそうです。何が出てくるのやらお楽しみ。

◇冒頭の画像はソロのモスクです。
   

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