憧れのノートルダム寺院へ
バスは私の頭の中に刻まれたパリ市街の地図をひっかしまわしながらどこをどう走ったのかセーヌ川にかかる橋を渡ってノートルダム寺院に到着しました。
「これがノートルダム寺院ですよ」と言われてもあまりにスケールが大きくて把握できません。寺院正面から内部に入ろうという時、突然入り口でビラを配っていた中年の男性が前の広場を指さしながら大声で何か叫びました。見ると、二人の子供が外国人の女性にすがりついてハンドバッグをひったくろうとしております。来た早々まぁ、ビックリしてしまいました。
添乗員さんが「寺院の中にもまだ一味がいるかも知れないから気を付けて」などと仰有るので、何だか落ち着きません。それに寺院内部は修理中で、ゴタゴタしておりました。でも直径13Mという両翼の巨大なバラ窓のステンドグラスだけはしっかり見つめて外に出ました。
寺院に添って石畳の鋪道を歩きます。折りからの雨に雨樋の役も果たしているという魔除けの怪獣の口から雨水が落ちてきます。私が今、フランスのノートルダム寺院のすぐ横の道を歩いて居る事が信じられないような気持ちです。
バスはコンコルド広場から凱旋門を通り、シャイヨ宮へと走ります。エッフェル塔を背景にハイ、ポーズ。 ざっと市内観光が終わったところでオペラ通りの免税店「OPERA」へ。トラベラーズチェックなるものを初めて使ってCDの口紅を2本買いましたらなんと!初めて手にするお釣りのフランスフラン!! カンゲキー!
近くのレストランで昼食。テーブルにそのままボンと出されたフランスパンがおいしかったぁー。
Oさんの短歌です。
ノートルダムの暗き堂宇にこだまして観光客の低きさざめき
| ノートルダム寺院
有名なバラ窓
エッフェル塔のお姉さま達
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